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ストレスと緊張に強く優しい心を育てるために

発表会おつかれさまでした!

送り出す時、緊張しながら果敢にピアノに向かう背中がいつもより一回りも二回りも大きく見え感動しました!


緊張するお子様たちと同様ご家族皆さまも、同じ気持ちを持っていらっしゃったことでしょう。自分の事なら何とかなるけれど、子どもの事だと、何とかなって欲しいと、願うばかり。もっと前から練習してたらいいのに、なんて気持ちも。。。いやいや。慣れない環境や触ったことのないピアノで、みなさん素晴らしい演奏でした。

さて、

お子さんが壁にぶつかっても、工夫しながら前へ進む。失敗しても、立ち上がって挑戦し続ける。そんな心の強さを持った子に育ってほしいと願うのは、すべての親に共通する思いではないでしょうか。


発表会の前、緊張で胸がいっぱいになる。うまく弾けるかな、と不安になる。でも、それは自然なことです。だからこそ「緊張なんてしない!」と暗示をかけるのではなく、「緊張しても大丈夫」と受け入れることが大切です。

うまくいかなくても、舞台に立って、一生懸命練習してきたことを認めてあげる。そして「最後までやり遂げたね」「よく頑張ったね」と褒めることが、子どもの自信を育みます。

親として、つい失敗ばかりに目がいってしまうこともありますよね。「もっとできたはず」と声をかけたくなることもあるかもしれません。でも、そのような言葉が続くと、子どもは「失敗しないようにしなきゃ」「うまくできない自分はダメなんだ」と思い込み、挑戦することが怖くなってしまうかもしれません。


失敗は成長のチャンス

失敗からこそ成長が生まれます。

子どものうちにたくさん失敗を経験することが、成功へとつながるチャンスを広げます。

「自己肯定感」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。言葉だけ聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと「自分って幸せだな」「自分って価値があるな」と感じられる心のことです。

自己肯定感を育てるためには、まずお子さんの感情を大切にすることが重要です。

親が日頃のイライラを抱えたまま話を聞いていると、子どもはすぐに「ちゃんと聞いてくれてない」と感じ取ってしまいます。

さらに、話の途中で親の意見を言ってしまうと、子どもは

「また自分の話を聞いてもらえなかった」と感じ、心を閉ざしていってしまいます。


気持ちを尊重し、行動にフォーカスする

子どもの感情は、誰にも止められません。「勉強したくない」「練習が嫌だ」と感じるのは、大人ですら自然なことです。ですから、その感情自体を否定せず、一旦受け入れてあげることが大切です。

しかし、感情と行動は別のものです。たとえば、「やりたくない」と思いながらも、実際に宿題や練習を始めたとき、その行動を見逃さずに褒めることが大切です。

「頑張ったね」と行動を認められると、子どもは「自分はやれるんだ」という自信を持ち、次のチャレンジにもつながります。

世の中では「褒めて伸ばす」が主流ですが、ただ褒めるだけではなく、適切なタイミングで叱ることも大切です。

行動を褒められたとき、子どもは自分自身の成長に気づき、それが内面的なモチベーションにつながります。

「レッスンを頑張ったらお菓子をあげる」という報酬も良いですが、あまりそればかりだと、ご褒美がないと頑張れない子になってしまうこともあります。ですから、

子どもの行動そのものに注目して、「座っていられたこと」「お話を聞けたこと」「泣かずにチャレンジできたこと(泣いてもいいんですよ)」など、小さな成長も見逃さずに認めてあげることが大切です。


行動を褒めて、心を育てる

常に「天才だね」「すごいね」と褒められると、いずれはその褒め言葉に慣れてしまい、自分の限界を試すチャレンジ精神が失われてしまうこともあります。

だからこそ、行動や努力を認めることで、子どもは「やればできる」「挑戦してみよう」と思えるようになります。


親として、子どもの感情を尊重しつつ、行動にフォーカスした声かけを続けることで、

心の強さと優しさを育むことができます。

そしてその結果、子どもは自分自身を信じ、困難にも立ち向かえる強い心を持つようになるでしょう。

 
 
 

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